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【MLT Advance】ユーザモジュールとは?

2023.06.29 MLT

ユーザモジュールって何?
ユーザモジュールで何ができるの?
イメージいただけるように概要をご説明させていただきます。

ユーザモジュールとは?

MLT Advan 上で動作するプログラムです。
MLT Advan に機能を追加でき、お客様自身で開発していただくことが可能です。

ユーザモジュールの種類 (開発手法)

開発手法の違いで次の2種類があります。

  • DLL((Dynamic Link Library)タイプ
  • C/C++言語などで記述し、Microsoft Visual Studio などでビルドして作成します。
    2006 年までの製品では、このタイプのユーザモジュールのみ対応していました。

  • スクリプトタイプ ※
  • スクリプト言語 pScript で記述して作成します。
    2006 年以降の製品で対応しており、テキストエディタがあれば開発できます。
    ※以下に現れる「ユーザモジュール」は、スクリプトタイプを指します。

    ユーザモジュールの種類 (実行形態)

    実行形態の違いで次の2種類があります。

  • ナビゲータユーザモジュール
  • Windows アプリケーション「MLT Advan Navigator」の上 (パソコン上) で動作するユーザモジュールです。MLT Advan Hardware を制御してフレーム送信やポート出力、パルス出力、PWM 出力が行えます。また、受信したフレームやポート入力、アナログ入力を条件に行うこともできます。GUI を使用できるのが特徴です。

  • ハードウェアユーザモジュール
  • MLT Advan Hardware 上で動作するユーザモジュールです。ハードウェアのメモリに展開され、組み込みプログラムにより処理され、実行されます。
    GUI は使用できませんが、ハードウェア単体 (スタンドアローン) で使用できます。
    ハードウェアユーザモジュールは、ナビゲータユーザモジュールの機能縮小版です。

    何ができるの?

    ハードウェアユーザモジュールに絞って、何ができるかの例を記載します。

  • フレーム送信 (Navigator で登録したフレーム)
  • Navigator で設定された手動送信、プログラム送信、イベント/定期送信を実行できます。
    UM1

  • フレーム送信 (ユーザモジュール内で定義したフレーム)
  • ユーザモジュール内で定義したフレームを送信できます。
    UM2

  • フレーム送信 (編集して送信)
  • UM3

  • ポート出力
  • UM4

  • フレーム受信時にポート出力
  • フレーム受信時に何らかの処理を行いたい場合はOnReceive ハンドラを登録し、その中で処理します。
    UM5

  • フレーム受信時にポート出力 (条件付き)
  • UM6

  • ポート入力でフレーム送信
  • ポート入力で何らかの処理を行いたい場合はOnReceive ハンドラを登録し、その中で処理します。
    UM7
    注: ポート入力ステータスは、何れかのポートに変化があったときに現れます。このため、複数のポート入力を使う場合は対象ボート変化を判定する必要があります。

  • 1 秒後にポート出力をする
  • 時間経過後に何らかの処理を行いたい場合はOnIdle ハンドラを登録し、その中で処理します。
    UM8

  • Advan 動作開始時にポート出力をする
  • 動作開始時に何らかの処理を行いたい場合はOnStart ハンドラを登録し、その中で処理します。
    UM9

  • アナログ入力値に応じて制御
  • パルス出力・PWM出力を制御
  • イベント/定期送信のフレームを変更
  • 応答送信のフレームを変更
  • …などなど、ユニークに作成することが可能です。

    どうやって作ればいいの?

    最初から作るのには難しそう、開発工数の確保ができそうにない
    …などとお困りのお客様へ対しては
    実施したい内容をお伺いさせていただき、弊社にて開発致します。
    サンプル程度のものから、自動検査に使っていただけるものまでご要望をお聞かせください。

    コメントを付けたソースをお納め致しますので、
    最初の作成はご依頼いただき、その後の変更はお客様にて…と
    お使いいただく事例も数多くございます。

    「こんなことできる?」とお気軽にお問い合わせください。
    最適なご提案をさせていただきます。

    資料はこちらから

    同様の内容をPDFにて下記よりダウンロードいただけます。
    ユーザモジュール概要